インデックスファンドの分配金再投資は、『複利効果』があるってどういうこと?
『複利』を理解することは、資産形成でとても重要になってくるよ!
一緒に学んで知識を身につけよう!
単利と複利の違い
単利と複利のザックリイメージは以下の添付資料になります。
ウェルスナビより引用
単利とは
常に元本に対してのみ利益がつきます。
計算式は『元本×利回り』です。
利益が一定で、資産は直線的に増加する。
複利とは
元本と過去の利益の合計に対して利益がつきます。
計算式は『(元本+前年利益)×利回り』です。
利益が『複利効果』により加速度的に増加し、指数関数的に成長します。
《例》
年率リターン5%の投資商品に100万円を投資して、それ以降一切の積立を停止した場合、単利と複利では資料のような差が出てきます。
三菱UFJ銀行より引用
5年間で単利は総額25万円の利益に対して、複利では27.6万円の利益になりました。
複利では『(元本+利益の合計)×利回り)』で利益が発生するため、毎年の利益が増加していきます。
長期間になればなるほど、差が大きくなっていきます。
分配金がもらえる投資では、再投資して元本に上乗せしない限り、最初の元本からしか利益が発生しないため、単利的な増え方がしません。
つまり、『複利効果』が発生しません。
自動で分配金が再投資される投資では、ファンドの純資産総額が大きくなるため、含み益として投資家に複利の恩恵があります。
時間を味方につけるべき理由
毎月3万円の積立を期待リターン5%の投資商品に30年複利運用で積立た場合は以下の資料になります。
出典元金融庁
元本1,080万円+運用収益1,417万円=2,497万円になりました。
毎月3万円の積立を期待リターン5%の投資商品に20年複利運用で積立た場合は以下の資料になります。
出典元金融庁
元本720万円+運用収益513万円=1,233万円になりました。
30年積立と20年積立では、1,264万円の差にまります。
積立20年で1,264万円の差を埋めるには、毎月の積立額を6万円に増やさないといけません。
ここから分かる通り、時間を味方につければ、小さい金額でも大きく成長するということです。
『72の法則』と『100の法則』
『72の法則』
複利で運用する際に、投資した資産が2倍になるまでの年数を簡易的に算出することができます。
計算式は『72÷利回り=2倍になるまでの年数』となります。
《例》 年率リターン5%で100万円を投資した場合は『72÷5=14.4』となり。100万円が200万円になるまで14.4年かかると計算できます。
『100の法則』
単利で運用する際に、投資した資産が2倍になるまでの年数を簡易的に算出することができます。
計算式は『100÷利回り=2倍になるまでの年数』となります。
《例》 年率リターン5%で100万円を投資した場合は『100÷5=20』となり、100万円が200万円になるまで20年かかると計算できます。
複利の計算方法
今は様々なサイトでシュミレーションをすることが可能ですが、計算で出すことも可能です。
投資した額が複利運用で何年後にいくらになるかが分かります。
計算式は『投資額×(1+利回り)^運用年数』となります。
《例》 年率リターン5%で100万円を投資して、15年後では『1,000,000×(1+0.05)^15=2,078,928円』となります。
逆に将来ほしい金額を得るために、ある年数で運用した想定で、必要になる額を逆算することも可能です。
計算式は『目標額÷(1+利回り)^運用年数』となります。
《例》 将来3,000万円が目標で、年率リターン5%の投資商品を25年運用できる場合では『30,000,000÷(1+0.05)^25=8,859,083円』となります。
今886万円を一括投資できるなら、今後追加投資を一切無しで、25年後には3,000万円に到達するということです。
投資にはリスクがあり、必ずきまったリターンがでるとは限りません。
まとめ
①単利は常に元本にたいしてのみ利益がつく。『元本×利回り』
②複利は元本と過去の利益の合計に対して利益がつく。『(元本+前年利益)×利回り』
③複利は時間を味方につければ大きく成長する。
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です‼
今回はここまで!
最初は小さな雪玉でも、転がるにつれて巨大な雪玉に成長する!
今後もお金に働いてもらうための知識を身につけていこう!